英語脳の核を作るB.B.カードの役割

Nancy gave me~ の文章はS+V+O₁+O₂の第4文型で、学校ではgive の後ろは人、その次は物が来る、と教えています。
文法を学ぶことはもちろん大切ですが、このように教えられても英文は口からなかなか出てきません。
B.B.カードで育った子どもたちは、日ごろのレッスンでB.B.カードのオリジナルセンテンスを数えきれないくらい唱えていますから、説明されると複雑になって逆に分かりにくくなってしまうこのような文章でも、単語を入れ替えて文章を作ることなど難なくやってのけます。
「B.B.カードのセンテンスは、英語を感覚的に掴むためのツールです。英語を感覚的に掴むことにより、英語を理解できる基礎=土台=英語脳が作られます。」注(p3)
これらのセンテンスが膨大な繰り返しによって体の中に蓄積された結果、英語で話したり書いたりするときの拠り所となり、自分で英文を作れるようになるのです
約1年半前に入会した、いつも賑やかな小2~小5の男の子ばかりのBクラスでも、B.B.カードと単語を組み合わせて”Betty gave Cathy a bike”(ベティはキャシーに自転車をあげた)のようなセンテンスを次々と作っていきました。
特に小5のHくんは、たくさんのセンテンスを作り、さらには「このカード以外の言葉も使っていいですか」と言って、”Santa Claus gave the small dog some salad oil”(サンタクロースが小さな犬にサラダ油をあげた) という友達にもウケる面白いセンテンスも考えてくれました✨
Hくんは、今まで単語を入れ替えてセンテンスを作ることにあまり積極的ではありませんでした。
しかし、この日はとても楽しそうに次から次へとセンテンスを作っていきました。
そんなHくんの様子に私はとてもうれしくなりました😊
この体験はきっと大きな自信となるでしょう(^^♪

注「続・カードで遊んで英語大好き」難波悦子著